大切な人と鑑賞したい♡ある夫婦のラブストーリー『ロン グ,ロングバケーション』

メイン軽

現在公開中の映画『ロン グ,ロングバケーション』を鑑賞しました♡

ルート1号線での“アメリカ縦断”が舞台になっていると聞いて、興味を持ったことがきっかけだったのですが…。作品中に描かれているのは「夫婦の愛」「絆」「共に生きるという幸せ」など、人生の美しさばかり。胸がつまりそうなほどひたむきに「愛する」というシーンに何度も遭遇した、心に残る作品でした。

© 2017 Indiana Production S.P.A

STORY
アルツハイマーが進行してきた元文学教師の夫ジョンと、全身に散らばったガンを抱える妻エラ。ふたりの夫婦生活は半世紀を迎え、ある日キャンピングカーで夫婦水入らずの小旅行に出ることに。ボストンからフロリダのキーウエストまで、ルート1号線を駆け抜ける間には、さまざまなアクシデントやトラブルが…。ふたりの人生を象徴する最後のバケーション、そのゴールに待ち構えているものとは。

大切な人を守り愛し抜く、夫婦で最後のバケーション

サブサブ3軽ガン治療のために入院するエラ(ヘレン・ミレン)を迎えに来た息子のウィル(クリスチャン・マッケイ)は、自宅にいるはずの「両親が消えた!」と大騒ぎ。実はそのころ、ふたりは子供たちに黙って、夫のジョン(ドナルド・サザーランド)が愛する作家・ヘミングウェイの家を目指しキャンピングカーでフロリダ・キーウェストへと旅立っていたのです。

このままハチャメチャにストーリーは展開されていくのかなと思いきや、美しいアメリカの街並や夫婦が交わす車中でのたわいない会話に、すぐ引き込まれてしまいました。特にふたりが思い出話を楽しんだり、懐かしい景色に心を躍らせる姿はほほえましく、「夫婦っていいなあ」と幸せな気持ちになってしまいます。

サブ4軽ただアルツハイマーが進行しているジョンとの旅行は、ハッピーな出来事ばかりであるはずもなく…。彼は時折、記憶が混濁し、子供たちの年齢さえも分からなくなってしまうことが。落ち込む夫のために、エラは楽しかった家族の思い出を集めたスライドを星空の下で上映します。そんな幸せな“夫婦の歴史”“家族の歴史”が、彼女の「生」を支えているのだなと考えさせられる一幕もありました。

作品中には、ふたりの“夫婦愛”を象徴するセリフが随所に散りばめられています。ちょっと印象的だったのは、「もし自分を施設に入れる日が来たら…」と話し始めるジョンとの会話です。直接的に愛情を表現する言葉ではありませんでしたがエラを思いやり慈しみ、愛するが故の苦しさ、ジョン自身が現状にもがく気持ちが込められていたと思います。落ち着いて淡々と話すジョンの気持ちを瞬時に察して、寄り添うエラの姿にも胸が締め付けられる思いでした。「I love you」だけでは言い尽くせない深くて大きな愛を受け止めあって生きられるなんて、どんなに幸福な人生だろう。そう思わずにはいられません。

美しい景色と音楽が“ふたりの人生”を象徴するかのよう

サブ1軽ルート1号線は“オーバーシーズ・ハイウェイ”とも呼ばれていて、道中42もの橋を渡って島を車で巡ることができる“アメリカで最も美しいハイウェイ”。そんな場所が舞台になっている本作には、もちろん美しい景色が満載! どこまでも続く海を巨大な橋で駆け抜けるシーンの数々を見ていると、こちら側まで旅気分を味わえてしまいます。

軽快なドライブミュージックも、魅力のひとつ。特に冒頭!(←冒頭はドライブじゃないけど) 個人的に大好きな『It’s too late』(キャロル・キング)が聴けて大感激でした。またふたりのキャンピングカーが美しいマジックアワーの中を駆け抜けるときに流れる『Laughing』(デヴィッド・クロスビー)も、旅情をさらに深めてくれる選曲だったと思います。どちらも1971年発売のヴィンテージソングですが、ゆったりと海岸線をドライブするときにはぜったいにオススメです♡


編集部イチオシの『ロング,ロングバケーション』。都内では上映館が少なくなってきてしまいましたが、これから作品が公開されるエリアが続々登場します。恋愛中の女性はもちろん、カップルでも夫婦でも、大切な人と一緒に鑑賞するのがオススメです♡ ぜひ映画館デートの候補にしてみてくださいね。

ロング,ロングバケーション
gaga.ne.jp/longlongvacation
TOHOシネマズ日本橋他全国順次ロードショー

配給:ギャガ

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