- 2017-4-23
- Editor‘s Pic
- イベント, ヘルシー, 口コミ, 料理

2017年4月6日(木)に東京・表参道で開催された、JOOP国際オリーブオイルコンクール表彰式。今年で5年目となる同イベントに&Lady編集部が参加して、入賞したエキストラ・バージン・オリーブオイルのテイスティングセミナー体験と、贅沢なスペシャルランチビュッフェを味わってきました。
目次
意外と知らない?! 本物のエキストラ・バージン・オリーブオイルとは?
健康・美容効果が話題となっているエキストラ・バージン・オリーブオイル(以下、EVOO)。近年では本物志向を持つ消費者の増加や正しい知識の流布により、少しずつ“本物のEVOO”が広がってきていますよね。ここで改めて、そのチェックポイントをおさらいしてみましょう。
【正しいEVOOの選び方】
☑ 遮光性があるボトルに入っている
オリーブオイルの大敵は光。太陽光はもちろんのこと、蛍光灯の光に当たるだけでも劣化は進んでしまいます。色の薄いボトルやプラスチックボトルは避けてください。
☑ 酸度が0.8%以下である
ラベルに記載されている酸度が、国際オリーブ協会の定める国際基準(※)0.8%以下のものを選びましょう。英語表記の場合には、acidやacidityという記載があるはずです。
※国内基準は2.0%以下
☑ コールドプレス製法で作られている
高温で作られたオイルにはほとんど栄養成分がなく、トランス脂肪酸が発生している可能性も。非加熱か30℃以下の低温処理されたものがよいでしょう。
☑ オーガニック認証をうけている
化学肥料や農薬を使用せずに生産された商品であることを保証する“オーガニック認証マーク”の有無も、本物のEVOOを選ぶ際の大切なポイントです。
ほかにも「産地やボトリングされた地域が同じである」「価格を目安にする(※)」「受賞歴を参考にする」など知っておくべき項目がありますが、まずはこの基本4つを意識して選んでみてください。EVOOがいかに稀少性の高いものであるかがわかるはずです。
※1mlが3円以上、250mlが2,000円以上など諸説あり。
世界各国のオリーブオイルを堪能♪ 目からウロコのテイスティングセミナー
第5回JOOP国際オリーブオイルコンクールには消費量No.1であるギリシャや代表的な産地のひとつであるイタリアをはじめ、フランス、スペイン、アメリカ、ニュージーランド、トルコ、クロアチアなど、世界中から選りすぐられたEVOOが152社からラインアップ。これほど多くの国で、しかも世界レベルの秀品が作られていたことは驚きですよね。
優秀なオイルは「ストロング部門」「ミディアム部門」「デリケート部門」など計6部門で審査され、世界最高峰のテイスターたちによって表彰されました。
そしてテイスティングセミナーでは同コンクールで入賞したEVOOが振る舞われ、その味わい方もレクチャーされました。特に“正しくオリーブオイルの香りを知る方法”は、誰にでもできて、一度その違いを知るとどんどん試さずにはいられないほど!
【オリーブオイルの香りを知るには】
① オリーブオイル小さいグラスやカップに入れて、人肌に温める。そのとき容器には手で蓋をして、香りが外に逃げないようにする。
② オリーブオイルが温まったら、鼻のそばで蓋をした手を放して香りを吸いこむ
刈りたての草やトマトの葉のような強い青さ、グリーンアーモンドの香りなどを感じられたら、それが本物のオリーブオイルの香りです。
またオリーブオイルの色と品質は、無関係であるという豆知識も紹介されました。色の違いはオリーブの実の品種や収穫時期などによって生じるものだからです。商品によっては、葉やクロロフィルがプラスされているケースもあるのだとか。
特製ランチに舌鼓❤ 表参道・TWO ROOMS Grill/Barのスペシャルメニュー
当日振る舞われたのは、オリーブオイルを使ったスペシャルランチビュッフェ。表参道の人気レストラン・TWO ROOMS Grill/Barの特製メニューです。
どれもこれも絶品! 日々の食事にも少しのこだわりを持つことで日常が彩られ、豊かになる……そんなことを感じながら、オリーブオイルの奥深さに魅了された有意義なひとときでした。
取材協力・情報提供:在日イタリア商工会議所