- 2018-11-17
- エンタメ・SNS

人生を鉄道になぞらえて描く映画「RAIL WAYS」シリーズ。2011年「RAIL WAIS 愛を伝えられない大人たちへ」から7年、シリーズ最新作「かぞくいろーRAIL WAIS わたしたちの出発ー」が誕生!11月30日(金)に全国ロードショーとなります。
アラサー世代の&Lady読者の皆さんにとって、家族というテーマは、これから変わっていくもの、あたらしく作っていくものかもしれませんね。そんなアラサー女性にもピッタリな映画「かぞくいろ」、マスコミ試写会へ訪れた&Lady編集部のKが見どころをご紹介します。
母親役?という疑念をかきけす有村架純の姿
映画「かそくいろーRAIL WAIS わたしたちの出発ー」のキャストが発表されたとき、まず思ったのが「有村架純ちゃんが母親役?」ということ。あらすじを読むと結婚相手の連れ子ということでひとまず納得しましたが、それでも小学生の義理の息子を持つ母親役(しかもシングルマザー)というのは正直想像しがたいものでした。
しかし、試写を観て一変。晶の持つ素朴さ、信念をつらぬく頑固さ、愛に突き動かされる衝動性……有村架純にぴったりというか、有村架純だからこそ演じることのできた役だったと実感しました。表情やたたずまいで語る、素晴らしい演技でした!そして、なんといってもかわいい……♡気が付くと、ひたむきでかわいい晶の姿を応援しちゃってる、そんな不思議なパワーを持っている女優が有村架純なんだと思いました。
また、義父役の國村隼をはじめ、桜庭ななみ、木下ほうか、筒井真理子、板尾創路、青木崇高……と実力派俳優が集結。駿也役は、オーディションで選ばれた歸山(きやま)竜生が演じています。
いちおしシーンは病院での晶と修平
編集部Kのいちおしシーンは、修平が入院している病院に晶が訪れるシーン。
物語は修平が亡くなった後の話を中心に進んでいくので、晶の立ち位置は基本的にお母さん、そして運転士として働き始めた新人。でも、この病院の過去シーンだけは、恋する女性なんです。
「有村架純ちゃんと青木崇高さんは、年の差があるし、夫婦役ってどうなんだろう」と思っていた編集部Kですが、大人なんだけどいたずらっぽい雰囲気の修平、大人びているんだけど甘えん坊の晶……お似合いのカップルでした。詳しいことは書けないのですが、病院でのシーンはとにかく胸がきゅんきゅんします♡
修平が亡くなった後のけなげに頑張っているシーンが多い晶なので、最愛の人と笑い合っている晶の姿は本当にあたたかい気持ちになります。その分、修平の死がより悲しくなるのですが……。
”家族”は血のつながりや過ごした時間じゃない
晶、駿也、節夫は皆、愛する人を失った哀しみ、そして愛を伝えきれなかった後悔を背負いながら、3人での生活を始めます。
晶は血のつながらない息子を励まそうと運転士を志し、学校で起こった問題にも真摯に向き合います。不器用だけれど、まっすぐに生きようとする姿に、これまで家族を顧みずに生きてきた節夫も心を動かされていきます。
いびつだけれど、根底にある愛で繋がる3人をみていると、血のつながりや一緒にいた時間だけでは測れない家族のカタチを感じるはず。
&Lady読者の皆さんは、今まさに新しい家族の一員になったり、近い将来新しい家族をつくっていきたいという人もいるでしょう。変わりゆく家族の関係の中で、不安な思いを抱えている人もいるかもしれません。映画「かぞくいろーRAIL WAIS わたしたちの出発ー」は、そんな人へ大丈夫だよと背中をそっと押してくれるあたたかい映画です。
映画「かぞくいろーRAIL WAIS わたしたちの出発ー」について、試写会を訪れての見どころをご紹介しました。
また、鹿児島県の素晴らしい風景は心を和ませてくれます。ロケ地となった阿久根市は、鹿児島県北西部に位置する風光明媚な海沿いの街です。恵みの海と豊かな大地、そして人が共生している様子が、映画でも美しく描き出されています。
映画は、11月23日(金・祝)鹿児島・熊本先行公開、11月30日(金)全国ロードショーです。ぜひ鑑賞して、あなたの大切な家族を想ってみてはいかがでしょうか♡
「かぞくいろーRAIL WAIS わたしたちの出発ー」
公式HP:http://www.railwaysmovie.jp/11月23日(金・祝) 鹿児島・熊本先行公開/11月30日(金) 全国公開
©2018「かぞくいろ」製作委員会