
オシャレで、観る人に自分らしく人生を楽しむヒントをくれる映画『ボンジュール、アン』。“人生って、まだまだステキ。”をキャッチコピーに、2017年7月7日(金)から全国公開されます。
作品の舞台は、カンヌからパリまで車で向かう道のり。女優ダイアン・レインが演じる主人公が立ち寄るスポットもみどころのひとつです。
the photographer Eric Caro
そんな中、ひょんなことから夫の仕事仲間であるフランス人男性・ジャック(アルノー・ヴィアール)と、カンヌからパリへと向かうことに。道中さまざまな体験をするうちに、アンは生きることの喜びを取り戻し、“忘れていた自分”と出会う。
トラベルシーズンにチェックしたい!主人公・アンの“まわり道”をご紹介
作品中でアンとジャックが立ち寄ったところを、ご紹介。心も身体も元気になれそうなスポットの数々は、「一度訪れてみたい」と思う憧れの場所になるはず♡
作品中でふたりは、たくさんの名所に足を運ぶんです♪
《サント・ヴィクトワール山》
《リュミエール研究所》
《サント・マドレーヌ大聖堂》
エレノア・コッポラ監督&主演ダイアン・レインの来日記者会見にも潜入!
2017年6月7日には、80歳にして長編劇映画監督デビューを果たしたエレノア・コッポラ監督と、主演女優ダイアン・レインが来日。都内で記者会見を行いました。編集部スタッフが取材した、その模様をレポートします♡
― 日本公開を控えた今、どんな気持ちですか?
エレノア監督「日本公開されることを思うと、胸がドキドキしています。この映画のテーマのひとつは「経験」。異文化に接したときに誰もが感じる感情がヒントになっているんでです。ですから老若男女問わず、楽しんでいただける作品になっていると思いますよ。
私も日本に来るたびに芸術や自然を愛する気持ちとか、そういうものに感銘を受けていますよ」
― 本作は、長編劇映画の初監督ですね。撮り終えた感想をお伺いします。
エレノア監督「私はドキュメンタリーを撮っていた作家です。ドキュメンタリーは、一瞬の命をその場で素早くとらえます。目に見えているその瞬間を映さなければならない。ところがフィクションは、すべてを自分で考えてクリエイトします。あらゆる1コマ1コマを自分で作るんです。責任は重くなりましたが、こういう機会が得られたことを幸せだと思っています。
また主演にダイアン・レインという素晴らしいキャストを組むことができ、素晴らしい映画にすることができました」
― ダイアンさんは主人公・アンを演じてみて、いかがでしたか?
ダイアン「監督はもともと主人公と同じ年齢の女優さんを希望していたそうですが、私も同じ年代で撮影することができました。ですから共感できる思いや、彼女と近い体験も多くあったように思います。
また作品に大きく関わる「食」。人は食べなければ生きていけないという面はあるものの、モノを口にするというのは官能的でポエトリーな行為だと思うんですね。そういうデリケートなものを演じることも大切にしました」
― 映画をご覧になる女性へ、メッセージをお願いします。
エレノア監督「 夫や娘(※)の記者会見は傍聴していましたが、自分が主役で記者会見するのは初めてです。日本でこういう機会があることがとても嬉しいです。作品もぜひ楽しんでください」
※エレノア・コッポラ監督の夫は、巨匠フランシス・フォード・コッポラ監督。娘は映画監督や女優としても活躍するソフィア・コッポラ氏。
ダイアン「自然発生的な思いに身を任せるというのは、現代を生きる我々には難しいことだと思います。人や文化など、外部のカルチャーを信頼するということもなかなかできないものですよね。また、人生の中で“子供たちが巣立った後”の人生という新しい領域に進む女性の生き方……。そういった、なかなかできない「体験」を楽しんでください」
記者会見場には女優の樹木希林さんも登場し、生のエレノア監督とダイアンさんに大興奮する一幕も。「才能ある女性が生き方に悩むとき、この映画を観るとすっと胸におちるんじゃないかしら」と、作品にも太鼓判です♡
女性としていつまでも魅力的で充実した人生を送るためにはもちろん、鑑賞後にはおもわず「あー、私もあの場所に行ってみたい♡」と思ってしまうような、美しい景色&美味しそうな食事も印象的な本作。
女友達と一緒に鑑賞したり、ゆっくり過ごしたい気分の休日デートにもおすすめですよ♡
『ボンジュール、アン』
2017年7月7日(金)から、TOHOシネマズ シャンテ他にて全国ロードショー
配給:東北新社 STAR CHANNEL MOVIES