お寺のお参り方法ちゃんと知ってる?山門のくぐり方やご本尊での作法を確認!

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初詣や国内旅行で、たびたびお寺へ訪れることがあるかと思います。例えば、京都の清水寺や平等院、奈良の東大寺、東京の浅草寺……観光名所になっているお寺もたくさんあります。

そんな時、お寺での参拝の作法はきちんとできていますでしょうか?「二礼二拍手一礼」という言葉がありますが、それは神社での作法です、

そこで、お寺の参拝の作法について詳しくご紹介します。

はじめに。お寺について

お寺とはいうまでもなく仏教寺院のことです。仏教はすっかり日本に根付いてはいますが、実は外来宗教です。紀元前6世紀頃に、北インドにてブッダが悟りを開いてその教えが広まったのです。

日本へは1500年ほど前、西暦538年に、中国、朝鮮半島を経て伝わりました。キリスト教もイスラム教もそうですが、宗教とはこのように伝播するものです。教えを広める布教活動が宗教の本質ともいえます。英語でいう”mission” であり、遠く海の向こうへも行くという命がけの行為でもありました。

一方、日本の神社・神道はその辺が違い、海外への布教活動などは行いません。なぜならば、神道は世界的な普遍性はなく日本だけのものだからです。ですから神道は宗教ではなく日本人の習俗であるという考え方もあるのですね。

さて、仏教では現在の日本には主に七つの宗派があります。 天台宗、真言宗、浄土宗、浄土真宗、曹洞宗、臨済宗、日蓮宗です。もちろんその他の宗派もあります。ひょっとするとご家庭で特定の宗派のお寺の檀家となっているかもしれませんし、そうでなくても、代々どの宗派と決まっていることもありますので、ご家族に確認しておくとよいですね。

天台宗と真言宗はそれぞれ遣唐使であった、最澄、空海によって開かれた宗派で、いずれも密教と呼ばれています。浄土宗と浄土真宗は南無阿弥陀仏という念仏を唱え極楽浄土へ、というものです。曹洞宗と臨済宗は禅宗であり、厳しい座禅の修行が必要です。日蓮宗は法華経を重んじます。

それでは寺院への参拝方法を見てみましょう。

山門

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寺院は元々山にあるものでした。ですからその入り口の門は山門と呼ばれ、この門を潜りますと聖域となります

帽子をとり一礼して入りましょう。門の左右に仁王像や狛犬がいることもありますので、頭を下げ手を合わせ、中に入らせていただきますというご挨拶をしましょう。

お寺の場合も神社と同様に、お参りに来たことはあなたの意志であると同時にそのお寺のご本尊様のお導きでもあるのです。お招きいただいたことへの感謝も込めて一礼しましょう。

そして、門の真下の敷居のようになっている一段高いところには、足を乗せずに跨いでください。この部分は普段私たちがいる俗界とお寺の聖域を分ける境界線なので、踏みつけてはいけません。

参道

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神社の参道は神様の通るところで真ん中を避けて歩かなければなりませんが、実はお寺の参道は真ん中を通ってはいけないということはありません

手水舎

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仏様の前に立つための禊として、手水にて身を清めます

①右手で柄杓を持ち水をすくって左手にかける
②柄杓を左手に持ちかえ水を右手にかける
③再び柄杓を右手に持ち、左の手のひらに水をため、その水で口をすすぐ。水を飲んではいけません
④再度左手を水で清めて、柄杓を片手あるいは両手で縦にして残った水で柄を洗い流す
⑤柄杓をもとに戻す

水をすくうのはできるだけ最初の一度だけで済ませてください。そして柄杓から水を手にかけるときや口をすすぐときは、水は手水鉢(水のたたえられているところ)の外へ流します

香炉

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香炉が置かれていましたら、お線香を手向けましょう

お寺にもよりますが100円ほどをお納めして、一束にあるいは数本に火をつけ倒れないように香炉に埋めます。お香は空気を浄化してくれるものですので、しばらくお香の煙と香りに包まれてご自身をも清めてもらいましょう

ろうそく立てがあれば、こちらも三本ほど火をつけ立ててください。いずれも仏様に対しての功徳を積むということになります。

ご本尊

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お賽銭をそっと入れ、手を合わせ頭を下げます

拍手を打つように音立てて手を合わせてはいけません。静かに祈願なさってください。

お寺でのお賽銭には欲を捨てる修行「喜捨」という意味があり、その金額は、5円玉ひとつでも高額紙幣でも、いくらでも構いません。

寺院によっては畳敷の本堂に上がれたり、椅子が用意されていたりして、ご本尊様をゆっくり拝ませていただけることもあります。ただし、御内陣と呼ばれるご本尊を安置し、護摩壇が置かれているところへは入れず、参拝者が入れますのは内陣の外の外陣(げじん)までです。

また、大きなお寺ではご本尊様以外にも様々な神様や仏様が祀られていて、そちらも拝ませていただくことができ、そこにはほとんどの場合賽銭箱が置かれていますが、できればそれぞれのところでお気持ちとしてお賽銭をお納めになるといいと思います。

御朱印

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お参りが済みましたら御朱印をいただくのもいいですね。参拝の証しになり、またお守り同様に価値のあるものです。

気を付けるべきところは、お寺によっては、神社の御朱印の押されている御朱印帖を受け付けてくれないこともあるということです。出来れば御朱印帖は神社のものとお寺のものとで分けておきましょう。

また、お寺により御朱印をいただける時間が決まっていますし、また時間内であっても何らかの事情でいただけないこともありますが、それはご縁がなかったとしてまたの機会を待ちましょう。


お寺を後にするときはまた山門で振り返り一礼してください。ご本尊様との再会を祈念し帰路につきましょう。

お寺は宗教的寛容さを感じる場所。おろかな自分に対しても、よく来た休んでいけ、といっていただけているようです。ご本尊様を拝んでいますと心が洗われるはずです。

今回の記事では、参拝の作法をお伝えしました。 正しい作法にのっとって参拝するのも大事なことですが、どうかそこにあまりこだわらず、心を清めに神社仏閣へ訪れてみてください。

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