- 2017-5-8
- イタリア人と結婚しちゃいました♡
- 海外, 行動

Ciao a tutti! イタリア旦那をもつイギリス在住の日本人ライターDiGio(ディジョ)です。
もうゴールデンウィークが明けて、五月病に注意しないといけない時期になりましたね。特に新社会人になった人、新学期を迎えた人などは、4月の疲れがどっとやってきて気が抜けやすくなりますね。
そんな時は、実家のお母さんにでも電話して、子供の頃のように少し甘えてみるのではどうでしょうか?筆者も働きだしたばかりの頃は、毎日母に慣れない仕事の愚痴を聞いてもらっては、かなりスッキリさせてもらっていました。
こんな厳しいストレス社会になってしまったからこそ、日本にも「マザコン」という生体が増えだしたのではないかなあと感じています。そこで、今回は前回話した「母親主義先進国イタリア」に本当に存在する「究極のマザコンイタリア人」の話を紹介したいと思います。
これは本当に実在する友人の彼氏の実話です・・・・!
(前回のコラムをまだ読んでいない方はそちら先に読んでみてください!→コチラ)
警察官の優しい彼氏
私の友人の彼氏、イタリア人Aさんは普通にローマで警察官として働く男性。南イタリア出身でとても優しく、すぐに2人は付き合いだしました。
彼女にはもちろん気を遣ってくれて、友達ともよく遊び、仕事はそこそここなす(笑)どこにでもいるような普通のイタリア人みにえるAさん。
そんなAさんと付き合って数カ月後、まだ結婚までは考えていなかった2人に赤ちゃんができました。
彼女は迷っていましたが、Aさんから「僕の為に生んでほしい」と言われ、彼の実家に帰って一緒に育てることに決めました。
彼の実家は彼女の生まれた故郷から車で5時間以上離れた町でしたが、彼女は彼と一緒に新居を見つけ、Aさんのお母さんのサポートを受けながら生活することとなりました。
しかし、この引っ越しは彼女の運命を大きく変える出来事となりました。
あらわになる彼氏のマザコンっぷり
そう、ここで彼女はAさんの驚くべきマザコンっぷりを見ることとなってしまったのです。
まず、大きな問題は、Aさんのお母さんが彼女のことをそもそも気に入っていなかったことでした。嫌いな理由も「息子の彼女だから」という、もう言い返す言葉も思いつかないような内容です。
いびりやいじめもあったそうです。友達や家族もいないこの地で頼りになるのはAさんだけ。そんな彼女はAさんにお母さんについて相談しましたが、驚きの返事が返ってきました。
「でも、お母さんがそう言ってるなら・・・」
つまり、Aさんの中では「お母さん=全て正しい」。つまりお母さんが彼女をどんなにいじめようが、いびろうが、彼にとっては間違ったこととは感じられないのです。
お腹に赤ちゃんを抱えながら、不安とストレスでおかしくなりそうだった彼女。それでも愛してくれるAさんを信じて耐え続けました。
そして訪れた驚くべき最後
しかし、最後は意外にもあっけなくやってきたのです。
「別れよう」
赤ちゃんを産んでほしいといったAさんからの突然の別れ話。もちろん、そんなことすぐには了承できず、彼と話し合いを重ねましたが結局彼の言ったことは、
「お母さんが別れろっていうから・・・」
正直、こんな人、お父さんになれるはずがない。そう思った彼女は、お腹の中の赤ちゃんの為にもAさんと別れて実家に帰ることにしました。
赤ちゃんが生まれた後も、彼は見舞いに来ず、認知もしていません。もちろん養育費も払わない彼は、このまま自分のお母さんと共に生きていくだけなんでしょうね・・・。
「お母さん」というのは、おぎゃー!と生まれた時から、天国に旅立つまで、いくつになっても大切な存在です。しかしながら、Aさんのように「人生=お母さん」とならないようにご注意を・・・。
それでは今週はこの辺で♪来週もお楽しみに!