
女性の一生とは切っても切れない関係の『女性ホルモン』。月経や妊娠、出産など、様々な場面で耳にすることが多いですよね。
ただ、この女性ホルモンについて正しく理解している人は意外と少ないもの。実は、女性をさらに美しくしてくれる魔法のようなホルモンといわれているのです♡
女性ホルモンってなに?
女性ホルモンには、卵胞ホルモン(エストロゲン)と黄体ホルモン(プロゲステロン)があり、この2つが生理周期に合わせて増えたり減ったりを繰り返しています。
なかでも、卵胞ホルモンは『美肌ホルモン』とも呼ばれています。
卵胞ホルモンとも呼ばれるエストロゲンは、自立神経、感情、骨、筋肉などさまざまな身体の働きに関係し、曲線の美しいボディラインや肌、髪を艶やかにするなど、ズバリ女性らしさをつくるホルモンです。具体的には、肌の弾力を保つコラーゲンを増やし、水分を保持する作用があるため、みずみずしい肌を保つには欠かせません。引用元
一方で、黄体ホルモンは『妊娠を助けるホルモン』とも呼ばれ、水分などを体の中に溜め込んでむくみを引き起こす、お肌が敏感になると言われています。
黄体ホルモンとも呼ばれる「プロゲステロン」は、次の生理の約2週間前からスタートする黄体期に分泌が高まります。妊娠を手助けするホルモンという性質上、身体を維持するために水分や栄養を溜め込む作用があり、むくんだり太りやすくなったりと、ちょっと不快な面も。また、肌では皮脂の分泌やメラニンの生成を促しやすく、吹き出物や肌荒れの起こりやすいデリケートな時期でもあります。引用元
女性ホルモンと月経の関係
女性の月経周期は、月経期、卵胞期、排卵期、黄体期があります。
【月経期】
妊娠しなかった場合、妊娠に向けて準備していた子宮内膜がいらなくなり、はがれ落ちて血液といっしょに体外へ排出されます。
これが生理です。この時期は、女性ホルモンの分泌が最も少なくなると言われています。生理中は、下腹部の痛みや腰痛などに悩まされたり、お肌の調子もなんだかイマイチ。
体を冷やさないように、温かくして過ごすことが大切です。
【卵胞期】
生理が終わると、卵胞ホルモンが分泌され、子宮内膜が徐々に厚くなっていきます。体が、妊娠に向けての準備を始めるんですね。
生理後のこの時期は、女性にとって最も調子のよい時期だと言われています!
メイクのノリも良く、思考もポジティブ。お肌の調子も比較的安定していますので、基礎化粧品を変える、ムダ毛の処理をするならこの時期がおすすめ!
【排卵期】
増え続けた卵胞ホルモンの分泌がピークに達すると、卵巣から卵子が飛び出して、排卵をします。
この頃を期に、卵胞ホルモンよりも黄体ホルモンの分泌が多くなり、体の調子が段々と下降気味になります。
【黄体期】
いわゆる、生理前に突入します。
黄体ホルモンが増えた体は、PMS(月経前症候群)の影響により、肌荒れを引き起こしたりなんだかだるさを感じたり……。
アロマやハーブティーで癒されるなど、積極的にリラックスする時間をつくることが大切ですね。
女性ホルモンの分泌を促す3つの方法
女性ホルモンのバランスは生理周期に合わせて変化しますが、ストレスなどにより簡単に崩れてしまうもの。
でも、日頃の努力次第で女性ホルモンのバランスを整えることができるのです♡そんな時におすすめの、女性ホルモンの分泌をアップさせる3つのコツがこちら!
1.食生活に気をつける
イソフラボンの特徴は、何と言っても卵胞ホルモンとに似た働きをしてくれること!
イソフラボンは私達の体内で女性ホルモンの「エストロゲン」に似た働きをします。そこから植物性エストロゲン「フィト・エストロゲン」とも呼ばれます。イソフラボンは、エストロゲンの受け口であるエストロゲン・レセプターへの結合能を持つところから、女性ホルモン様作用を発揮するとみられています。引用元
このように、女性の美容と健康のために欠かせない栄養素なのです!イソフラボンは主に、大豆製品から摂取することができます。
イソフラボンが多く含まれる食べ物は、豆乳・豆腐・味噌・醤油・油揚げ・納豆です。
イソフラボンの目安摂取量は、1日約75mgと言われています。体にいいとはいえ、過剰摂取は体に悪影響を及ぼす可能性があります。1日1杯豆乳を飲む、納豆は毎日必ず食べる、など、イソフラボンを摂る生活を習慣づけていきたいですね!
2.ストレスを発散する
ストレスは目に見えるものではありません。無意識のうちにどんどん蓄積され、気づいたら心も体もボロボロなんてことも。
女性ホルモンにとって、ストレスは大敵です。ただ、ストレス解消法は人によって異なります。
ジョギングやジムで汗を流すのもよし、お気に入りの音楽を聴いて気分をあげるのもよし、お風呂上がりにホットミルクを飲むのもよし。自分に合ったストレスの発散法を見つけて、なるべくストレスを溜め込まないようにしましょう。
3.睡眠の質をあげる
睡眠不足になると、自律神経のバランスが崩れて女性ホルモンにも悪い影響が出てしまいます。12時前にお布団に入るのが理想と言われますが、現代では遅くまで働いている女性も多く、なかなかそうはいかないもの。
そういう時は、睡眠の質をあげるようにしましょう!
●38度くらいのぬるめのお湯にゆっくり浸かり、体を芯から温める
●就寝の2時間前までには食事を終える
●就寝の1時間前からはスマートフォンやパソコンを操作しない
お布団に入っても、なかなか眠れない…なんてことはありませんか?これらのことを意識して行うと、体がスッと眠りの姿勢に入り、睡眠の質をあげることができます。
女性ホルモンは、女性の体とは切っても切れない大切なもの。
自分の体の周期を知って、それに合わせた食生活やお肌のメンテナンスを行うことで、さらにあなたの美しさに磨きをかけてくれるかも♡