
箱根旅行で欠かせないスポットはいくつかありますが、中でも「箱根神社」はフォトジェニックなことからSNSをきっかけに近年人気急上昇!
実は、カップルで箱根旅行をするなら必ず訪れてほしいスポットなんです!そこで、今回は箱根神社について、ご利益やアクセスなど詳しくご紹介します。
箱根神社のご祭神は結婚の女神様
箱根神社は、およそ2400年前から霊場として信仰されてきたところです。
源頼朝や徳川家康も武運長久のために深く帰依していたとのこと、また明治以後は皇室とのゆかりも深く、さらに現在では毎年2000万人以上の参拝者を迎える、関東総鎮守とされている由緒正しい神社です。
箱根神社のご利益
富士山から伝わるパワーをしっかりためているパワースポットでもある箱根神社。
「着実に物事を進める力」を与えてくれます。その物事にはもちろん「恋愛」や「縁結び」といったことも含まれています。また、結婚、安産、子育ての女神様、木花咲耶姫命(このはなさくやひめのみこと)がご祭神となっています。花のように美しいとされた女神様です。是非あやかりたいですね。
厄落としの89段の階段を上って社殿に向かってください。両側の巨木からは強力な浄化のパワーを得られます。特に安産杉からは子宝そして安産のエネルギーをいただけますよ。この安産杉は、とても幹が太く、根元部分にくぼみがあり母胎そしてお産をイメージさせられるのです。
その昔、源頼朝と北条政子夫妻がこの杉に祈願し、子を授かったともされていますね。多くの妊婦さんが戌の日参りや安産祈願に訪れています。
和合御守の購入がおすすめ
和合御守(なかよしまもり)は、カップルで持つための一対のお守りです。他のものとは合いません。世界にただ一つの組み合わせなのです。
箱根の伝統工芸である寄木細工でできています。「ふたりがいつまでも仲良くそして健康でいられますように」との祈願が込められています。
一対1500円で購入することができます。
箱根神社アクセス
箱根神社には、いくつかの方法で行くことができます。
<車で行く場合>
箱根神社には無料駐車場がありますので、車でのアクセスはとても便利。また周辺にも有料駐車場も多数ありますので、そちらも利用することができますね。ただし、行楽シーズンは満車になっていて待ち時間が発生してしまうこともあります。
東名高速から小田原厚木道路、西湘バイパスと来ましたら、箱根湯本手前から無料開放されている箱根新道・箱根口ICに入り、芦ノ湖大観ICから芦ノ湖方面に向ってください。湖畔の国道1号線を北上するように進むと大きな看板がありますからすぐ分かります。箱根口ICから渋滞がなければ30分ほどで到着です。
あるいは箱根湯本から国道1号線をそのまま駅伝コースと同様に進んでも大丈夫です。芦ノ湖畔にて右折するとすぐです。
東名高速御殿場ICからは、国道139号線を箱根方面に進み、箱根スカイライン(有料)から湖尻峠経由でも、仙石原方面を県道75号線にての経路でもたどり着くことができます。御殿場ICから渋滞がなければ50分程度の道のりですね。
<バスで行く場合>
小田原駅または箱根湯本駅前からのバスの利用もおすすめのアクセス方法です。
バス乗車時間は小田原駅前からは約1時間、そしてそのあと徒歩10分ほどとなりますが、旅をしているという実感と神社に着いたときのなんともいえない感動を味わうことができますよ。
<箱根登山バスで行く場合>
小田原駅東口「バス乗場3」、箱根湯本駅前「バス乗場2」、伊豆箱根バス小田原駅東口「バス乗場5」、箱根湯本駅前「バス乗場2」から、元箱根・箱根町港行き(箱根登山バス)または元箱根港行き(伊豆箱根バス)に乗車。元箱根港バス停にて下車、湖畔の道路を芦ノ湖を左に見ながら進みますと箱根神社の大きな看板が出てきます。
料金は1180円です。
<山のホテルを経由してのアクセスの場合>
箱根神社から500mほどのところに「小田急 山のホテル」があります。こちらを経由してのアクセス方法もあります。
新宿から小田急箱根高速バスを利用しますと、終点がこの「箱根小田急山のホテルバス停」となります。所要時間約2時間30分、料金は2210円。
また、芦ノ湖の元箱根港海賊船乗場前からホテル利用者のための無料シャトルバスが出ています。お食事やお茶での利用者も乗車できますので、ホテルでくつろいだ後に箱根神社へお参りということもできますね。
九頭龍神社新宮も足を運ぼう
箱根神社の御本殿の右隣には、九頭竜神社(くずりゅうじんじゃ)新宮があります。こちらにお参りしますと、芦ノ湖畔の九頭龍神社本宮へのお参りと同様のご利益をいただけます。
九頭龍神社かつては人々に災厄をもたらしていた芦ノ湖の龍が、神に帰依し、開運、金運そして縁結びの龍神様となっているのです。そして今ではその縁結びのパワースポットとして知られています。心を込めてお参りしましょう。
特に、九頭の龍神様の口から湧き出ている水は恋愛運アップの御神水とされています。この水を口に含むと不浄を洗い清められるそうです。ペットボトルでお持ち帰りもできますよ。
九頭竜神社本宮アクセス
箱根神社内に置かれています九頭竜神社新宮での参拝では物足りない、是非とも本宮へもお参りしたいという方もいらっしゃるでしょう。
しかし実は九頭竜神社本宮はなかなかアクセスが難しいのです。覚悟の上でいらっしゃる方のためにアクセス方法を2つご紹介します。
<月次祭(つきなみさい)への参加>
九頭竜神社本宮では毎月13日の午前10時から月次祭が行なわれます。この日のみ九頭竜神社本宮近くの神山桟橋まで遊覧船が運航します。当日は午前7時半頃より、元箱根港遊覧船乗場にて参加受付が始まります。参拝船往復乗船券1500円を購入してください。全国からの縁結びのご利益を受けたいというお客さんで大変混雑していますからお釣りの不要なように準備してください。受付は9時25分までです。
乗船時間は約20分、途中右手に箱根神社の鳥居が見えます。神山桟橋に到着後、5分ほど歩きますと九頭竜神社にたどり着きます。
10時より月次祭が始まります。式典は1時間ほど、立ったままとなりますので頑張りましょう。終了後は再び船で元箱根港へ戻ります。係りの方の指示に従ってください。
<徒歩でのアクセス>
箱根神社から芦ノ湖沿いに歩いて20分ほどいきますと「プリンスホテル&リゾート箱根園」があります。もちろん車やバスでも行くことができます。新宿からの小田急箱根高速バスを利用しますと終点の一つ手前のバス停が「箱根園」となっています。
こちらの有料施設「箱根九頭竜の森(500円)」の遊歩道の先に九頭竜神社があります。箱根園から1.2kmほどの距離を歩くことになります。ちょっと大変なんですけれど、いつでも都合のいい日にお参りができますよ。
小さいながらも朱に塗り込められたおごそかな神殿に深く祈りをささげてください。月次祭の日以外は参拝される方も少なく、神様にしっかりと願いを聴いていただけるでしょう。
箱根元宮にも訪れて三社参り
箱根園までいかれましたら、せっかくですので、箱根元宮(はこねもとつみや)も訪れて三社参りといたしましょう。三社とは、箱根神社、九頭竜神社そして箱根元宮のことです。
箱根園から駒ケ岳ロープウェーで標高1357mの頂上にある箱根元宮へ行くことができるのです。ロープウェー料金は往復1300円、片道7分ほどです。
海外からの団体観光客に人気のスポットとなっているようです。駒ケ岳山頂は木々がなく荒涼としているのですが、そこから見渡す芦ノ湖の景色が素晴らしいですよ。お社は無人のことがほとんどとは思いますが、箱根神社発祥の地であるこちらにもお参りすれば、箱根神社の神様にも必ずや思いが伝わるでしょう。
箱根神社のご由緒、ご利益、アクセス方法に加え、九頭龍神社や箱根元宮もご紹介しました。
箱根神社も九頭龍神社も、フォトジェニックなだけでなく、恋愛や縁結び、子宝、安産など、女性やカップルに嬉しいご利益があります。箱根デートのときには、ぜひカップルで訪れてみてはいかがでしょうか。