
普段はどれだけ仲良しでも、大きな喧嘩をしてしまったときなど、つい別れが頭をよぎることはありますよね。
関係の終わりを考えてしまうのは、不満が溜まったとき。ストレスを感じるからです。でも、「別れた方がいいのかも…!」と勢いに任せて切り出す前に、考えてほしいことがあります。さらに、具体的にどう行動するべきかをお伝えします。
恋愛も「後悔先に立たず」
勢いに任せて別れ話を切り出す前に、一度冷静になること。
一度「別れたい」と思ってしまうと、そのときの感情が付きまといます。「もう終わりにした方がスッキリするかも……」「もっと良い男がいるんじゃない?」など、別れた後は今より楽しい、今より幸せになれると思うことで、彼との関係に価値を見いだせなくなることもあるでしょう。
ですが、そのときの感情に任せて彼とさよならしてしまい、いざひとりになってみると、全然楽しくない、彼と過ごす時間の方がずっと幸せだった、と気がつくのはよくある話。戻りたいと思っても、こちらから別れを切り出したのなら、彼の方はそんな身勝手なあなたとふたたび付き合いたいと思うでしょうか?
「後悔先に立たず」は恋愛も同じです。離れてみないと良さがわからないのは、それだけ彼のことが見えなくなっている証拠でもあります。
終わってしまってから後悔するよりも、まずは頭を冷やす時間を作って今の関係を見直してみましょう。
物理的に距離を置く
まず試して欲しいのは、彼と会わない時間を作ることです。
顔を合わせると、いろいろな感情が湧いてきて落ち着きません。彼の態度に敏感になってしまい、余計な一言が口をついて出ることもあります。ネガティブな感情は、彼にも伝わります。様子がおかしいことに気がついていろいろと探られるのも、楽しくないですよね。
仕事が終わったあとはいつも彼と過ごすことが習慣になっているなどがあれば、思い切って「友達と約束があるから」など理由をつけて離れてみましょう。
ひとりになって、映画を観に行ったり本当に友達とおしゃべりを楽しんだり、彼のいない時間を充実させてみると、新しい考え方が浮かぶこともあります。上手な気分転換は、視野が開けるのでおすすめです。
今の気持ちを書き出してみる
具体的に、彼のどんなところに不満があるのか。自分は本当はどんなお付き合いがしたいのか。
心の中のモヤモヤは、すべて紙に書き出してみましょう。
言葉にすると、客観的に自分の気持ちを知ることができます。平気なつもりで目をつぶってきたことや、自分でも治したいと思っている欠点などを改めて実感することで、今のふたりの状態を改めて見つめ直してみましょう。問題点がクリアになると、これからどうしたいかが見えてきますよ。
書くことのメリットとしては、ネガティブな感情が文字に移り、心の中から消えていくことにもあります。
彼に嫌な言葉をぶつけてしまう前に、ひとりになって自分の感情と向き合ってみると、冷静さを取り戻すことができます。
彼ととことん話し合ってみる
あなたが不満を抱えているとき、彼も同じ気持ちかもしれません。
自分の気持ちに整理がついたら、彼に話し合うことを提案してみましょう。いざお互いの気持ちを口にしてみると、同じ寂しさを感じていた、ということもよくあります。
男性は口下手な人が多く、特に恋愛では自分の気持ちをしっかり彼女に伝える機会が少なくなります。本当は不安があっても、それを言うことが男らしくないと思えば我慢している場合もあるでしょう。
彼の心と向き合うことを決めたなら、とことん話をすること。自分から心を開いていけば、彼も必ず応じてくれます。
彼の本心がわかれば、ふたりでこれからを考えていくことができますよね。ピンチはふたりで乗り越える。それも、愛情が深まる秘訣です。
彼との関係で悩んでしまうのは、それだけふたりの距離が近いということ。ストレスはふたりの仲がさらに良くなるきっかけをくれることもあります。安易に別れを決めるのではなく、まずは自分が冷静になってみることを心がけましょう。
関係を大切にする姿勢を忘れずにいれば、後で後悔するような選択はしないはずです。