
彼氏が有名な会社で働いていたり、プロポーズされて幸せそうだったり。友人の交際が順調なのは、嬉しさを感じる反面どこかで「いいな」「あの子ばかり」と嫉妬してしまう。
こんな自分は嫌だと思っても、嫉妬するのはそれだけ自分も前向きな交際をしたいという希望を持っているからです。友人に嫉妬してしまう心理と、それをそらすにはどうすれば良いかについて、お話します。
心から「おめでとう」と言えない心理
仲のいい友達から、ある日突然「彼氏にプロポーズされたの!」と報告された。もちろん笑顔で「おめでとう」と返したけど、心の中では黒いモヤモヤが生まれてしまって苦しい、ということはよくあります。
それが嫉妬の感情だと気がつけば、みっともないしそんな自分を心が狭い人間だと思ってしまいますが、嫉妬を否定したくなるのは劣等感を覚えたくないからです。これは友人の結婚報告だけでなく、「彼氏と〇〇に旅行した」「彼氏に〇〇をもらった」など友人の幸せそうな交際エピソードにも当てはまります。
「彼女に比べて私のほうは」「こっちはまだ結婚の話も出ていないのに」など、友人と自分を比べてしまうとどうしても“劣っている”ように感じます。それを認めるのが苦しいからモヤモヤが生まれるのですね。
嫉妬は「生まれて当然」と思う
ですが、「友達にヤキモチなんて、ダメ!」と思いつめてしまうと、そのうちに「こんな気持ちにさせる相手が悪い」と間違った方向に感情が動いてしまいます。
「結婚式を挙げるお金はあるの?」「姑との付き合いとか大変そう」など、嫌みを言いたくなったら要注意。そんな姿こそ本当に醜いものであり、友達から距離を置かれる結果になれば悲しいですよね。
嫉妬は、持ったらダメなものではなく生まれて当然のものです。誰だって、身近な人が自分より幸せそうな姿を見れば、羨ましいと思うし自分の交際が順調でないように“一方的に”感じてしまいます。
まずは、嫉妬する自分を受け入れること。「自分もああなりたい」という希望があるから嫉妬するのであって、目を向けるべきはその「希望」なのですね。
嫉妬を感じたら今の交際を見つめるチャンス
たとえば、彼氏がいつまで経ってもプロポーズしてくれないことを悩んでいるときに友人からそんな報告を受ければ、嫉妬は避けられないですよね。
そんなときは、「友人を素直に祝福できない自分」ではなく「プロポーズしてくれない彼氏への不満」に目を向けます。プロポーズしてくれない理由は何なのか、嫉妬の原因はそこにあります。ただプロポーズを待っているだけの自分に気がつけば、まず彼氏と結婚について話し合うことを思いつき、現状を少しでも変えていけるはずです。
嫉妬が生まれることで、彼氏との交際を見つめ直すチャンスになると思えれば、友人の報告を真っ直ぐに受け止められます。祝福したい気持ちは本物です。心から「おめでとう!」と言えるのは、嫉妬の原因が自分たちの交際にある、ときちんと理解できるときと思いましょう。
仲のいい友達に嫉妬することは、自分でも悲しいし情けないと思いますよね。でも、その嫉妬に今の彼氏との交際を変えていけるヒントがあります。
嫉妬なんてしたらダメ、と思うのではなく、「どうして嫉妬してしまったのか」をまずは考え、その答えを彼氏と解決していきましょう。