
彼氏のことは大好きだけど、友達と食事に行くと言えば「何時に帰るの?」、連絡が少し遅れただけで「何してるの?」と束縛されるのがつらい。彼氏に信じてもらっていないと感じるのは寂しいですが、それは彼女ではなく男性側の問題です。
束縛する彼氏の心理とその対処法について、お話しします。
1.自分に自信がないから束縛する
彼女を束縛してしまう大きな理由は、自分に自信がないからです。
・「俺より素敵な男に出会ったら彼女は離れていくかもしれない」
・「こんな俺じゃいつ彼女に嫌われるかわからない」
など、「愛されている自分」に安心できないので、いつでも彼女の関心が自分に向いているかどうかが気になります。
束縛することで彼女の愛情を確認し、安心したい。少しでも彼女の気持ちが離れている気配を感じると、やっきになってますます彼女を自分の元に縛りつけようとしますが、そんな自分が彼女を悲しませていることまでは、なかなか頭が回らないのが現実です。束縛するのは、愛されていたいから。つまり、愛情を感じないと自分に自信が持てないのですね。
2.信じていないのではなく、不安が消えないだけ
彼氏からの束縛は、「信じてもらえていない」「本当に好かれているのかわからない」など、彼氏の愛情が見えないことが悲しいし、また窮屈なお付き合いでは楽しさより我慢やつらさのほうが上回ってしまいますよね。
彼氏は、決して彼女のことを信じていないわけではありません。ただどれだけ彼女が自分の不安に応えてくれていても、その安心感がいつまでも続かないのです。「今日は○○ちゃんとご飯だから、20時には帰るね」と先に伝えても、「本当に帰ってくるのかな」「本当は誰と会うのかな」のような不安は、彼女からの愛情を疑うのではなく「愛されていると信じたい」からこそ生まれるもの。
でもそれでは、彼女がいくら彼氏のために説明したり行動で示したりしても、結局は彼氏の「愛されていたい」気持ちが強くなり、いつまでも同じような衝突を繰り返すことになります。
こんな彼氏には、どう接すれば良いのでしょうか。
3.つらさを正直に話して理解してもらう
彼女が忘れてはいけないのは、「不安になるのは自分のせいではなく、彼氏自身の問題」ということです。女性の中には、「信じてもらえないのは私の努力が足りないからだ」と彼氏に合わせることで解決できると思う人がいますが、実際に合わせているだけでは彼氏は自分の弱さに気が付かず、いつまでも彼女にその責任を負わせようとします。
ですが、恋愛は対等な関係です。合わせるのではなくまず話し合うことでお互いの気持ちを確認し、問題と向き合う必要があります。
・「信じてもらえていないと感じるのが悲しい」
・「束縛されると窮屈になる、リラックスできない」
など、つらい気持ちははっきり彼氏に伝え、やめてほしいと知ってもらいましょう。
自分の態度が彼女を苦しめているとわかれば、誠意のある男性なら反省します。反対に、「お前が俺を苦しめているんだ」などと言うときは、「私はいつでも正直に話しているし、それを疑うのはあなたの問題」ときちんと説明することで、彼氏は嫌でも自分の振る舞いについて考えるようになります。
そして、「私はあなたが好きだから、これからも一緒にいたい。だから束縛するのはやめてほしい」ことも、忘れずに伝えてくださいね。交際を続けていくことを前提にすることで、彼氏にも今後のことを考えてもらいましょう。
束縛がつらいと感じるのは、あなたが彼氏とまっすぐに愛情を交わしたいと思っている証拠です。その気持ちを理解してもらえば、彼氏は彼女を苦しめる自分の弱さと向き合うことができます。
我慢するだけでは束縛は消えません。彼氏と浮き合う勇気を持って、「幸せなお付き合いがしたい」と伝えてくださいね。